すべての色のタトゥー・刺青を、なるべく早く消す方法
- 肌治療
- 2023.07.05
- 2023.07.05
海外ではアーティストやアスリートなどタトゥーを入れている人をよく見かけます。日本でも、以前に比べてタトゥーを入れる人が増加してきています。自己表現やファッション感覚で、大切な人との愛情の証など、タトゥーを入れる理由はさまざまですが、タトゥーを消すには経済的・時間的・身体的に大変な負担が伴います。そこでここでは、なるべく早く、キレイにタトゥーを消す方法をご紹介します。
Index
タトゥー・刺青の仕組み
皮膚を傷つけて色素を入れ模様や図などを描くタトゥーや刺青は、古くから世界各国で文化や習慣として存在してきました。昔の日本には特定の職業の人や犯罪者の印として刺青を入れる文化があり、近年では1990年代後半以降にファッション感覚でタトゥーや刺青を入れるのが若い世代の間で流行。その人気は現在まで続いています。
一方で、一度入れてしまったタトゥー・刺青は、簡単に消すことはできません。その理由は、色素が皮膚に定着する仕組みにあります。
皮膚は、表面から表皮・真皮・皮下組織の3つの層に分かれています。皮膚は、細胞が一定のサイクルで生まれ変わっており、これをターンオーバーと呼びます。ターンオーバーは、一番表面にある表皮で起こるもので、表皮の基底層と呼ばれる部分から新しい細胞が生まれ、どんどん表面へと押し上げられます。やがてもっとも外側にある角質層まで押し上げられた細胞は、垢となって剥がれ落ちていきます。
タトゥー・刺青は、この表皮という部分ではなく、表面から数ミリの深さにある真皮に色素を入れます。まず真皮に届くように、皮膚を特殊な針で傷つけ、色素を入れ込みます。その後、皮膚表面の傷口が治癒したら完成です。
もしこの色素が表皮までしか入れ込めなかったら、ターンオーバーとともに色素も剥がれ落ちてしまうため、色が薄くなって、次第に消えてしまいます。だからこそあえて、真皮に色素を入れ込み、消えにくいようにしているのです。
タトゥー・刺青を除去する方法
タトゥー・刺青を入れるときは、一生付き合っていく大きな決意のうえで、痛みや出血にも耐えたという人も多いはず。それでも、せっかく入れたタトゥー・刺青を消したいという人も少なくありません。
就職や結婚、出産などライフスタイルの節目を迎えるにあたり好ましくないから、温泉やプールなどの施設に入りづらいから、また加齢とともに皮膚がたるむなどしてタトゥーが綺麗に見えないからなど、理由は本当にさまざまです。
ただ前にものべたとおり、タトゥー・刺青を綺麗に消し、元の皮膚の状態に戻すのは至難の業。真皮には、毛細血管や神経が張り巡らされており、入れたときと同じような痛み・出血を伴います。またなるべく綺麗な状態に戻すには、相当な時間と費用が掛かることも。
タトゥー・刺青を消すときは、必ずクリニックに相談してください。その人の皮膚の状態次第ですが、方法はいくつか挙げられます。
1. 皮膚を切除する方法
タトゥー・刺青が入っている部分と周囲の皮膚を切除し、縫合する方法。小さめのタトゥー・刺青向け。
2. 皮膚を薄く削り取る方法
タトゥー・刺青が入っている部分を、薄く削り取る方法。広範囲にタトゥー・刺青が入っている人に。
3. 皮膚を移植する方法
タトゥー・刺青が入っている部分を切除したうえで、尻や太ももなどの皮膚を移植する方法。広範囲のものを今すぐ消したい人に。
タトゥー・刺青はレーザーで素早く、綺麗に除去できる!
外科的な手術を行えばタトゥー・刺青は消せますが、メスを使ったり、縫合が必要だったりと、皮膚や身体に負担をかけてしまう可能性があります。そこでおすすめしたいのが、レーザーを使う方法です。以前は外科的な方法しかありませんでしたが、最近はレーザー機器の進歩により、タトゥー・刺青を除去することができるようになりました。
『ユイメディカルクリニック』では、「ピコレーザー(エンライトンⅢ)」と「エルビウムヤグレーザー(アクションⅡ)」の二種類のレーザーを使って、すべての色のタトゥー・刺青を素早く消す治療を受けていただけます。
ピコレーザーenLIGHTenⅢ(エンライトンⅢ)は、刺青除去の機能を持った医療用レーザーです。ピコレーザーは、従来のレーザーのナノ秒をしのぎ「ピコ秒」という短いパルス幅で非常に大きなエネルギーを与えるので、刺青・タトゥーの皮膚の奥に残るインクを破砕し除去できます。肌のダメージを最小限に抑えながら、瘢痕化(はんこん=外傷が治癒したあと皮膚に残る変性部分)や皮膚の色が白く抜けるなどの合併症が少ないメリットもあります。ダウンタイムも穏やかで、従来機と比べて治療期間が短いのも魅力です。また、波長を使い分けることで従来のレーザーよりも反応しやすい色味が増え、刺青・タトゥーを無かったことできる可能性も高まります。
エルビウムヤグレーザー(アクションⅡ)は、皮膚に微細な点状に照射する技術を搭載したレーザーです。患部にのみピンポイントで皮膚深部に熱ダメージを与えることで、組織を蒸散させ除去。同時に組織が再構築されるため、傷跡が残りにくく綺麗な肌に生まれ変わります。また、正常な組織に与えるダメージが少ないのも特長で、痛みや赤みなどが残るダウンタイムはほとんどありません。
できるだけ綺麗に、皮膚に負担なく除去したい人には『ユイメディカルクリニック』では、「ピコレーザー (エンライトンⅢ)」だけを使用する治療を、なるべく早く一度の治療でタトゥー・刺青を除去したい人には「ピコレーザー(エンライトンⅢ)」と「エルビウムヤグレーザー(アクションⅡ)」を併用する“コンビネーションレーザー剝削”をおすすめしています。
施術の痛みや費用、治療時間、経過、不安、サイズ、部位など、まずはお気軽に『ユイメディカルクリニック』にご相談ください。
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